さらばパノラマカー
2009/12/19作成




(写真は、最終列車から撮った対向の7011F。豊明にて。)


2008/12/26

私と生年が同じなので、特に愛着のあった車両でした。
スーパースターでありながら、基本的に特別料金なしで乗れる気さくな奴で、そういう意味でもすごい車両でした。
そんな車両に、通学・通勤で毎日展望席に乗っていたことを思い出します。

最終列車の車掌席の真後ろに途中から座れたのですが、知立では知立乗務区の人たちの見送りがあり、前後駅では「蛍の光」が流れ、鳴海などでは「さようならパノラマカー」のプラカードを掲げた人が現れ、神宮前のセレモニーはもちろん、下小田井では子供が車掌に感謝のプレゼントを贈ったり、、、、、
普段電車に乗らないような人たちまで、最終電車に乗ったり、見送ったりして。

鉄とガラスでできた機械のはずなのに、こんなにもみんなに愛されて、本当に、幸せな奴だったと思う。

さようなら、パノラマカー。
ありがとう、パノラマカー。



(写真は、本当に最後の旅路となった7011F。名電築港付近にて。)

2009/09/15

体調が悪く行くつもりはなかったのだが、交錯する情報の中、最後に残った7011Fの確度の高い廃車回送情報を得て、いてもたってもいられなくなり、「緊急出動」した。
これが、パノラマカーの持つ魔力であり、同時に魅力なのか。

大江駅に到着時点で、廃車回送の情報が真実だと言うことを知ったあと、これも当初の予定になかった築港線沿線の緊急ロケハンを敢行。

撮影ポジションを決め、通過時刻がはっきりとわからないなか、かすかに聞き覚えのある電子音が聞こえた。

そして4つ目のライトのうち、下2つを旋回させて、ミュージックホーンも高らかに、最後の、本当に最後の終着駅である、東名古屋港駅、そして名電築港駅へと、撮影している名鉄関係者、沿線従業員、そして我々パノラマカーファンに最後の挨拶をして、ゆっくりと通過していった。

正直なところ、僕はあの時も、いや今でさえ、どう感じてよいのかわからない。

しかし、ずっと後に、名鉄にはパノラマカーというスーパースターがいたのだと、身にしみて思うときが必ず来るに違いない。

さようなら。
ありがとう。
パノラマカー。